講習は、
①ベビーマッサージ、②ベビーヨガ&キッズヨガ、③プリネイタルコース
の3つのコースがあります。
ベビーマッサージ
ママの子宮は赤ちゃんにとってベストな幸せな場所。産まれてすぐの赤ちゃんはママと臍帯(さいたい)でつながっています。臍帯を切られてもママが直ぐ抱けば体温調節がうまくいきます。赤ちゃんの体温が一定となるように母親の体温が変化するのです。
赤ちゃんにとってお母さんの子宮を離れ、この世に出てくることは、それだけで試練なのです。
産まれてから6~8週間は、特に抱っこして、話かけ、安心させてあげることが必要です。タッチ(ふれあい)は赤ちゃんにとって最初の言語。子宮の中で最初に発達していく感覚です。
マッサージを通じて、ママも赤ちゃんもリラックス。お母さんの気持ちを赤ちゃんは直ぐ感じとります。
ピーター・ウォーカー式ベビーマッサージは、2つのステージからなっています。
ステージ1.導入のベビーマッサージ : 生後すぐの赤ちゃんから
ステージ2.発達を促すベビーマッサージ : 首がすわってから
生まれてすぐのふれあい、そこで「愛」、「人間性」が築かれます。
ママとの愛は、その子のその後の人生の基礎になります。その子の一生の愛の形のひな形になるのです。
【ベビーマッサージの効用】
「触れる」という行為は、赤ちゃんにとっては最初の言葉で、自分の意思を伝えるための貴重な手段。
初期の親子関係の形成に欠かせない役割を果たします。
[-感情面での効用-]
感情が変化すると、それに応じて必ず筋肉反応が現れます。ベビーマッサージは筋肉の緊張をほぐすことによって赤ちゃんの感情をなだめ、分娩や新しい環境、離乳などによって引き起こされるトラウマや不安感を取り除く手助けをしてくれます。
マッサージによる感情面での効用は他にも次のものが挙げられます。
- 親子関係に自信と信頼が生まれます。
マッサージを実践すれば父親も赤ちゃんと触れあう時間が多くなり、赤ちゃんとの絆を深める機会や自信を持って赤ちゃんを扱えるようになるための練習の機会が増えます。 - 継続してマッサージを行うことにより、血液中のコルチゾールというストレスホルモンの循環量が減ります。
- マッサージは体内で生成される自然の鎮痛剤エルドルフィンを刺激します。
これがコルチゾールの現象と相まって赤ちゃんの体全体に幸福感をもたらします。
[-肉体面での効用-]
肌はその時の体の状態に関する情報を絶えず波のように中枢神経システムに供給しています。あなたが赤ちゃんの肌に触れるとその刺激が赤ちゃんの中枢神経に伝わり、その結果赤ちゃんの肉体的、生理的、感情的反応が呼び起こされます。
マッサージによる肉体面での効用は、他にも次のものが挙げられます。
- ビタミン、ミネラル、プロティンと同様、「触れる」ことも赤ちゃんの健全な成長や発達に欠かせない要素です。触れられることのない赤ちゃんには健全な成長は望めません。
- 定期的なマッサージは下垂体から分泌される成長ホルモンの増加を促します。
- 筋肉はリラックスすると血液を吸収し、収縮と共に血液を心臓に戻して静脈への流れを助けます。
赤ちゃんの体の末端部、頭頂部や手足は冷たくなっていることが多いのですが、これは循環機能がまだ十分に発達していないためです。ベビーマッサージを行うと循環機能が促進され、その結果、赤ちゃんの手足も温かくなります。 - 筋肉もリラックスさせ、関節を柔軟にする効果があるので、赤ちゃんが体を伸ばし始める段階に入ったとき、幅広い動きを可能にします。
- 定期的なマッサージは赤ちゃんの肌を清潔にし、死んだ細胞を取り除く手助けをします。
毛穴を開き、毒素を取り除いて、皮脂の分泌を促すのです。皮脂は肌の弾力性を守り、感染に対する抵抗力 を高める自然の脂分です。 - マッサージは消化器官を司る神経を刺激し、それによってインシュリンやグルコースといった食べ物の吸収 ホルモンの分泌が促進されます。マッサージや体操は老廃物を取り除くリンパ液の流れを促進し、感染に対する体の抵抗力を高めます。
ベビーヨガ&キッズヨガ
[-柔軟性を維持-]
若さや健康にとって体の柔軟性はとても重要です。赤ちゃんは通常、おなかで呼吸しています。寝ている時はしっかり腹式呼吸(※)をしています。これは、赤ちゃんが柔軟性を得るため、また本来持っている柔軟性を失わないための体操です。
※腹式呼吸 …… 消化活動を助ける酸素をたくさん取り入れられた「体」。
酸素は私達の一番大事な食べ物のようなものです。
人が一番柔軟性があるのは赤ちゃんの時。その後は急速に柔軟性を失い、小さいうちは動いていた可動部分が動かなくなります。このためなるべく早く、体が柔らかいうちに、ヨガの姿勢を身につけ、柔軟性のある体で生涯を過ごすことは、その人の健康や幸福にとても役立つと考えています。
人が柔軟であること。
・柔軟なら …… 姿勢もよくなります
・柔軟なら …… 怪我のリスクが少なくなります
・柔軟なら …… 俊敏性も得られます
・柔軟なら …… スポーツの成績もよくなります
ヨガのすべての姿勢は、動物のかたちになります。子どもたちが動物のかたちになることで、楽しみながら自然にヨガのポーズを体得していくプログラムになっています。
すべての基本はまず、柔軟であること。柔軟性を蓄えてから、強さをつけていきましょう。
柔軟性を維持するのは簡単です。ただ、一度失えば元に戻すのは少しずつたくさんの時間を必要とします。
[-ママもいっしょに参加!-]
妊娠中は体をやわらかくするプロゲステロンというホルモンが出ているので、産後は体がとても柔らかい時期です。この柔らかさをヨガで維持していきましょう。ママも一緒に参加するプログラムになっています。
子どもがヨガをいやがる時は無理にはさせません。お母さんがヨガをしていることにより、子どもも自然と興味を持ち、参加したくなってきます。子どもは安全であると感じることが出来れば、徐々にリラックスして体を動かします。
まず、お母さんがヨガでリラックスしましょう!
そして、体をほぐす。可動域を増やし、そしてイキイキと生活して下さい!
「生きる」ということは「感じる」ということ! ストレッチでリラックス。
【ベビーヨガ&キッズヨガ -プログラムの概要-】
子どもが最初から身につけているのは柔軟性です。次に急速に増えていく自分の体重を支えるという手段で体力(強さ)をつけていきます。しかし、ひとり立ち以降、体の各部をむらなく使うような動きをしなくなると、子どもは持って生まれた柔軟性を失い始めます。
この時期から、柔軟性を維持するための運動を始めることはとても意味のあることです。
親子一組で行うものもたくさん取り入れているプログラムです。
強くて柔らかい上半身は自由で無駄のない動きと正しい姿勢を生み出します。
- 背骨と背骨を支える周囲の筋肉を理想的な状態に保つエクササイズをご案内します。
子どもが新しい体の動きを次々と始める頃には強くてしなやかな脚で自分の体を支えるようになります。 - 股関節と脚の柔軟性を保つためのエクササイズをご案内します。
活力を感じさせる子どもの自然な姿勢とは頭と首の支え方にポイントがあります。 - 強くて健康的な体作りに役 立つ頭と首のエクササイズをご案内します。
その他、運動感覚を磨き、筋肉を強化し、子どもの大きな自信につながるエクササイズを数多くご案内していきます。